■ 南天の花[別窓]
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登録: 2010/08/18(Wed) 15:17 更新: 2010/08/18(Wed) 15:17
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縦型写真。 ナンテンは、メギ科の常緑低木。中国原産。 幹の先端にだけ葉が集まって付く独特の姿をしている。 先端の葉の間から花序を上に伸ばし、初夏に白い花が咲く。 晩秋から初冬にかけて赤色(まれに白色)の小球形の果実をつける。
音が「難を転ずる」に通ずることから縁起の良い木とされ、鬼門または裏鬼門に植えると良いなどという俗信がある。 葉は赤飯などの飾りに、実は南天実という生薬で咳止めの薬として用いられる。
葉は、南天葉という生薬で健胃、解熱、鎮咳などの作用がある。 葉に含まれるシアン化水素は猛毒であるが、含有量はわずかであるために危険性は殆どなく、逆に食品の防腐に役立つ。
南天実に含まれる成分としては、アルカロイドであるイソコリジン、ドメスチン、プロトピン、ナンテニン、ナンジニン、メチルドメスチンなどの他、チアン水素、リノリン酸、オレイン酸が知られている。 鎮咳作用をもつドメスチンは、多量に摂取すると知覚や運動神経の麻痺を引き起こすため、素人が安易に試すのは危険である。
花言葉は「私の愛は増すばかり」「良い家庭」「機知に富む」「福をなす」など |
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■ スズラン[別窓]
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登録: 2007/08/10(Fri) 14:46 更新: 2007/08/10(Fri) 14:46
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スズランの群生。 和名の別名は「キミカゲソウ(君影草)」 鈴蘭という名前だが、ランの仲間ではなく、ユリ科。
すずらんの花言葉は「純潔」「幸福が戻ってくる」など。
可憐な花で、花嫁のブーケなどにもよくアレンジメントされる。
じつはアルカロイド系の毒草でかなり毒性が強い。 (嘔吐、頭痛、眩暈、心不全、血圧低下、心臓麻痺) 水溶性の毒なので、切り花を生けたあとの花瓶の水も注意して処理すること。 昔のヨーロッパではすずらんの花で作った水薬が「媚薬・ほれ薬」とされていて、片思いの相手に振りかけると思いが通じると信じられていたらしい。
確かに強心作用のある薬草でもあるし、中枢神経にも影響が出るとのことだから、「適量摂取」であれば「ドキドキする」「クラクラする」「興奮する」ことにはなるだろうけど……。 |
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